テクノトレンド〜天然のリガンド・ライブラリーか　ラクダが持つ抗体を　創薬デザインに応用
日経バイオビジネス　第22号　2003.3.1

この記事の情報
掲載誌	日経バイオビジネス　第22号（2003.3.1）
ページ数	3ページ　（全3007字）
形式	PDFファイル形式　（70kb）
雑誌掲載位置	43〜45ページ目

普通の抗体はＨ鎖とＬ鎖で抗原を捕捉する。しかしラクダやラマの一部の抗体はＨ鎖しか持たない。Ｈ鎖単独でも抗体として役割を果たす秘密を追究するれば新薬探索に道が開けそうだ。　ベルギーには変わった視点を持った免疫学者がいるものだ。ヒトやマウスなど定番となった動物以外の種の抗体の構造を調べている免疫学者がいるのだ。彼らの目にとまった動物の１つが日本の奄美諸島に棲む天然記念物のアマミノクロウサギだという。今…