特別寄稿 最適資本構成は「最適」か (伊藤友則 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)
一橋ビジネスレビュー 2014WIN 2014.12.15
掲載誌 | 一橋ビジネスレビュー 2014WIN(2014.12.15) |
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ページ数 | 15ページ (全18707字) |
形式 | PDFファイル形式 (1404kb) |
雑誌掲載位置 | 110〜124頁目 |
誰でも知っているように「自己資本比率が高い会社は安全性が高い」とされる一方で、アメリカ中心の近代コーポレートファイナンス理論では、「無借金経営は資本効率が悪い」といわれる。実際、コーポレートファイナンスの潮流では、ROE(株主資本利益率)改善とEPS(1株当たり利益)増大による株価上昇を目的に、最適資本構成(負債比率)といわれる水準まで負債を抱えることが理想とされている。しかしながら、今日のように…
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