〔書評〕歴史書の棚 実は複雑な「幕府」概念 生成・発展の様子を解説=今谷明
エコノミスト 第103巻 第32号 通巻4886号 2025.11.18
| 掲載誌 | エコノミスト 第103巻 第32号 通巻4886号(2025.11.18) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全964字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (308kb) |
| 雑誌掲載位置 | 58頁目 |
「幕府」の語は、鎌倉幕府の公式的記録である『吾妻鏡(あずまかがみ)』に頻出するが、今日の用法とは違って、武家の政治が行われた“場所”の意で用いられていることが多い。今日教科書などで使われる「幕府」の語は、江戸時代末期に史学者が使い始めたもので、それ以前は一般に史家たちは、“武家”なる語で今日言う「幕府」のことを表現していた。このような歴史用語の複雑性の背後には、武家と並んで公家や寺社の存在、さらに…
記事の購入(ダウンロード)
購入には会員登録が必要です 会員登録はこちら
価格 220円(税込)
他のIDで購入する
G-Search ミッケ!は雑誌を記事ごとに販売するサービスです。
この記事は「1ページ(全964字)」です。ご購入の前に記事の内容と文字数をお確かめください。
(注)特集のトビラ、タイトルページなど、図案が中心のページもございます。
〔書評〕話題の本 『難聴を生きる 音から隔てられて』ほか
〔書評〕読書日記 努力よりも習慣化 重要性を科学的に解説=孫崎享
〔書評〕永江朗の出版業界事情 本好きに支持された紙媒体が続々休廃刊
〔ワシントンDC〕WASHINGTON D.C. 孤独な若い男性を狙う政治 高い過激思想への「感染度」=文室慈子
〔中国視窓〕チャイナウオッチ 35年に「中等先進国」目指す 共産党が次期5カ年計画案=真家陽一


