〔特集〕コメ農政　主食米の生産量拡大が急務　価格保証で農家の増産促せ＝稲垣公雄
エコノミスト　第１０３巻　第２１号　通巻４８７５号　2025.7.29

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０３巻　第２１号　通巻４８７５号（2025.7.29）
ページ数	2ページ　（全2505字）
形式	PDFファイル形式　（1887kb）
雑誌掲載位置	８２〜８３頁目

　＜コメ農政　大転換＞　現在の転作による生産調整政策からの大胆な転換が求められている。「令和のコメ騒動」に関する報道を通じて、マスメディアやＳＮＳなどに積極的に出演するコメ農家・農業経営者も現れた。彼らの発言を通じて、あらためて農業経営の厳しさにも注目が集まった。こうした報道や国民の意識変化をうけて、多くの政党が、参議院選挙で「農家の所得補償拡大」を公約の一つに掲げている。　農業保護には、「価格維…