〔グラフの声を聞く〕人口盛衰の周期を見通した尊徳翁=市岡繁男
エコノミスト 第103巻 第7号 通巻4861号 2025.3.11
| 掲載誌 | エコノミスト 第103巻 第7号 通巻4861号(2025.3.11) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全573字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (291kb) |
| 雑誌掲載位置 | 98頁目 |
『日本史再発見』(板倉聖宣著、朝日選書)は、今日の人口問題を考えるうえで示唆に富む。江戸時代、相馬藩の人口や年貢収納高は1720年ごろがピークで、その後の60年で人口や年貢収納高は4割以上も減少した(図1)。これは徳川吉宗が出した「新規事業禁止令」によって、その後の経済が停滞したからだという。 新田開発=公共工事を削減された結果、農民の収入は減少、生活は困窮する。それなのに藩は、過去と同じ基準で年…
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