〔特集〕経済学の現在地 ノーベル経済学賞に学ぶ 収奪的技術革新ではいけない 社会包摂が成長の近道である=河野龍太郎
エコノミスト 第102巻 第35号 通巻4852号 2024.12.3
掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第35号 通巻4852号(2024.12.3) |
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ページ数 | 3ページ (全3793字) |
形式 | PDFファイル形式 (831kb) |
雑誌掲載位置 | 28〜30頁目 |
日本経済が長期停滞から抜け出すには、2024年にノーベル経済学賞を受賞したダロン・アセモグルらの論考が大きなヒントになる。 アセモグルと共に受賞したジェームズ・ロビンソンは、2013年にベストセラーとなった共著『国家はなぜ衰退するのか』で、金権政治がまかり通り、一部の人に経済的恩恵が集中する収奪的制度の下では経済は成長できず、一国は衰退すると論じた。包摂的社会でなければ、繁栄できないのだ。彼らの…
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