〔書評〕歴史書の棚 没後700年の節目に『東方見聞録』を「味わう」=加藤徹
エコノミスト 第102巻 第30号 通巻4847号 2024.10.8
| 掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第30号 通巻4847号(2024.10.8) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全961字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (283kb) |
| 雑誌掲載位置 | 58頁目 |
マルコ・ポーロ(1254〜1324年)が故郷のベネチアを出発し東方へ旅立ったのは1271年。ユーラシアを3年かけて横断し、74年に「大元ウルス」(元王朝)の夏(なつ)の都である上都(現在の中国、内モンゴル自治区)で皇帝クビライに謁見。マルコはクビライに気に入られ、臣下となり、約17年も元の宮廷に仕えた末、95年にベネチアに帰国。マルコの口述をまとめた書物『東方見聞録』は、後世に大きな影響を与えた…
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