〔独眼経眼〕円安で加速するか製造業の国内回帰=渡辺浩志
エコノミスト 第102巻 第22号 通巻4839号 2024.7.23
| 掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第22号 通巻4839号(2024.7.23) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1044字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (1511kb) |
| 雑誌掲載位置 | 78頁目 |
円安は、家計には不評だが、企業にはプラスといわれる。 たしかに、この歴史的な円安局面でも、企業は値上げ(価格転嫁)によって、過去最高の売上高経常利益率(日銀短観の全規模・全産業ベース)を記録した。 だが、輸出数量は伸びていない。日本の製造業はかつて円高が長引いた際に、その影響を受けにくい体制を築くべく、生産拠点を海外へ移した。これにより今は、円安に転じてもその恩恵を受けられなくなった。また、海外…
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