〔書評〕『スペシャルティコーヒーの経済学』 評者・後藤康雄
エコノミスト 第102巻 第22号 通巻4839号 2024.7.23
掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第22号 通巻4839号(2024.7.23) |
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ページ数 | 2ページ (全1252字) |
形式 | PDFファイル形式 (486kb) |
雑誌掲載位置 | 54〜55頁目 |
◇著者 カール・ウィンホールド(零細農産物研究者) 訳者 古屋美登里、西村正人 亜紀書房 3080円 ◇零細農家からの搾取構造を明示 取引改善に向け提案も 一見あかぬけたタイトルの本書だが、主題は現代資本主義の本質に関わる切実なものである。われわれが日々味わう安価でおいしいコーヒーは零細農家たちからの搾取に基いている──著者の強い問題意識は、原題(Cheap Coffee)に端的に表れている。著…
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