〔FOCUS〕新紙幣の流通開始 タンス預金あぶり出し狙い キャッシュレス決済普及も=永濱利廣
エコノミスト 第102巻 第22号 通巻4839号 2024.7.23
| 掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第22号 通巻4839号(2024.7.23) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全1180字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (729kb) |
| 雑誌掲載位置 | 11〜12頁目 |
1万円札、5000円札、1000円札の新紙幣の流通が7月3日に始まった。財務省は5年前の2019年4月、「偽造抵抗力強化」などを改刷(紙幣の図柄やデザインを変えること)の理由に挙げたが、筆者はそれとは別に、当局が公言しない狙いが二つあると考えている。 一つ目は、現金を自宅で保管する「タンス預金」(現金退蔵)のあぶり出しだ。高齢者を中心にタンス預金の残高は依然として高い水準にあり、当局は資金洗浄や…
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