〔アートな時間〕映画 ありふれた教室 学校という「いびつな空間」 そこに潜む病巣がつぎつぎと=芝山幹郎
エコノミスト 第102巻 第15号 通巻4832号 2024.5.21
掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第15号 通巻4832号(2024.5.21) |
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ページ数 | 2ページ (全1174字) |
形式 | PDFファイル形式 (939kb) |
雑誌掲載位置 | 108〜109頁目 |
学校というのは奇怪な空間だ。教師と事務職員と生徒がいて、それぞれの間に埋めがたい落差や断絶がある。その構造は、支配と被支配という二元論にとどまらない。もっといびつで複雑で、ときには伏魔殿や暗い森にもなりかねない。 カーラ・ノヴァク(レオニー・ベネシュ)は、とあるギムナジウムに赴任してきた若い教師だ。苗字からもわかるとおりポーランド系のドイツ人で、7年生(日本でいうと中学1年生)のクラスを受け持っ…
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