〔アートな時間〕映画 システム・クラッシャー 凶暴性と深い寂しさが同居 9歳児の無垢を描く=勝田友巳
エコノミスト 第102巻 第13号 通巻4830号 2024.5.7
掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第13号 通巻4830号(2024.5.7) |
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ページ数 | 2ページ (全1163字) |
形式 | PDFファイル形式 (872kb) |
雑誌掲載位置 | 96〜97頁目 |
映画にやんちゃな子供が登場することは珍しくないが、ドイツ映画「システム・クラッシャー」の主人公、9歳のベニーは強烈だ。“やんちゃ”なんて生やさしいものじゃない。すべてをことごとく破壊する、手の付けられない暴れん坊。さじ加減を変えればコメディーやファンタジーにもなりそうだが、この映画の基調はリアリズム。居場所のないベニーと周囲の大人たちの、苦しみと奮闘を描き出す。 ベニーは母親と暮らせず、施設に預…
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