
〔書評〕歴史書の棚 宝物はいかに守られたか 正倉院前事務所長が解説=今谷明
エコノミスト 第101巻 第18号 通巻4793号 2023.5.16
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第18号 通巻4793号(2023.5.16) |
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ページ数 | 1ページ (全973字) |
形式 | PDFファイル形式 (300kb) |
雑誌掲載位置 | 58頁目 |
正倉院といえば、奈良東大寺の境内近辺にあって、主として聖武天皇の遺愛の宝物を伝え、「勅封」という制度によって約1300年にわたって守り伝えられてきた施設である。 ここで紹介する西川明彦著『正倉院のしごと 宝物を守り伝える舞台裏』(中公新書、990円)は、長年正倉院事務所に勤務し、所長も務めた正倉院きっての「生き字引」ともいえる著者が、院と宝物を縦横に語りつくした興味深い書である。 宝庫と宝物は「…
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