〔特集〕相続＆登記法改正　分割ルールが変わる　通常共有・遺産共有の併存　解消手続きが１度で可能に＝稲村晃伸
エコノミスト　第１０１巻　第１０号　通巻４７８５号　2023.3.7

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０１巻　第１０号　通巻４７８５号（2023.3.7）
ページ数	2ページ　（全2419字）
形式	PDFファイル形式　（410kb）
雑誌掲載位置	２２〜２３頁目

　相続開始から10年たてば原則、法定相続分で遺産分割することになり、通常の共有物分割訴訟もより円滑になる。　登記簿を見ても、その土地の本当の所有者が明確に分からない土地のことを「所有者不明土地」という。こうした土地は急速な高齢化を背景に全国で拡大している。　所有者不明土地が発生する原因の一つに、相続が何世代も重なっていく「数次相続」があるが、数次相続が発生しても、土地の登記名義を変更せずに放置して…