
〔書評〕『今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて』 評者・高橋克秀
エコノミスト 第101巻 第2号 通巻4777号 2023.1.10
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第2号 通巻4777号(2023.1.10) |
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ページ数 | 2ページ (全1254字) |
形式 | PDFファイル形式 (1316kb) |
雑誌掲載位置 | 50〜51頁目 |
◇著者 佐々木実(ジャーナリスト) 講談社現代新書 880円 ◇幸福を考え続けた希代の経済学者 再注目を促す格好のガイド 希代の数理経済学者にして社会思想家の宇沢弘文に再び脚光があたっている。「社会的共通資本」をはじめとする倫理的な経済思想は市場原理主義への対抗軸となるのだろうか。所得格差が広まり、戦争と地球温暖化の脅威が日ごとに増すなかで、人間の幸福を中心に据える宇沢思想は希望となるのだろうか…
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