〔特集〕止まらない円安 私の97年11月 3 官房長官にせかされた金融庁設立=五味広文
エコノミスト 第100巻 第38号 通巻4765号 2022.10.11
掲載誌 | エコノミスト 第100巻 第38号 通巻4765号(2022.10.11) |
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ページ数 | 1ページ (全1539字) |
形式 | PDFファイル形式 (311kb) |
雑誌掲載位置 | 37頁目 |
1996年当時、私は大蔵省銀行局で調査課長を務めていた。橋本龍太郎政権の金融ビッグバンを受け、財政と金融の分離(財金分離)のあり方を検討していた。財金分離は、6850億円の公的資金を投入した95年の住専(住宅金融専門会社)問題が直接のきっかけだ。96年12月に総理府(現内閣府)の中に金融監督庁の設立準備室ができ、私は97年7月に設立準備室主幹に就いた。 その当時は住専問題後の混乱が続き、信用組合…
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