〔書評〕歴史書の棚 「反省マニア」の官僚が「英雄」になる歴史の激動=加藤徹
エコノミスト 第100巻 第32号 通巻4759号 2022.8.23
| 掲載誌 | エコノミスト 第100巻 第32号 通巻4759号(2022.8.23) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全928字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (288kb) |
| 雑誌掲載位置 | 54頁目 |
清末の太平天国の乱は世界史上最悪の内戦だった。14年間に及び、死者は推計7000万人以上。岡本隆司『曾国藩 「英雄」と中国史』(岩波新書、968円)は、この未曽有の騒乱を平定し、滅亡寸前の清王朝を延命させた政治家・曾国藩(1811─72年)の評伝である。 彼に対する後世の評価は分かれる。清末の体制派は曾国藩を中興の名臣とたたえた。革命派は、清朝のため人民を虐殺したとののしった。中華民国トップの蒋…
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