〔アートな時間〕映画 わたしは最悪。 失敗と迷走を恐れぬ主人公 戯画化を避けて丁寧に描く=芝山幹郎
エコノミスト 第100巻 第27号 通巻4754号 2022.7.12
掲載誌 | エコノミスト 第100巻 第27号 通巻4754号(2022.7.12) |
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ページ数 | 2ページ (全1340字) |
形式 | PDFファイル形式 (989kb) |
雑誌掲載位置 | 100〜101頁目 |
顔がいくつもある映画だ。邦題も巧い。原題を訳すと〈世界で最悪の人〉となるが、「わたしは最悪。」という日本語に移し替えたことで観客との距離が縮まった。人はだれしも、「自分は最悪」と考える一瞬がある。若いときはとくにそうだ。思わないほうがおかしい。 主人公のユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)は20代後半の女だ。学生時代から成績は優秀なのだが、興味の対象がすぐに変わる。医学専攻から心理学専攻へ移行し、そ…
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