〔論壇・論調〕米国で格差拡大に議論白熱　富裕層の「強欲」に批判＝岩田太郎
エコノミスト　第１００巻　第１号　通巻４７２８号　2022.1.4

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１００巻　第１号　通巻４７２８号（2022.1.4）
ページ数	1ページ　（全1330字）
形式	PDFファイル形式　（333kb）
雑誌掲載位置	７６頁目

　新型コロナウイルスが爆発的に流行し、経済が大きく打撃を受けてから２年近くが経過する。米国のエコノミストたちは、その期間中にコロナ禍が富や収入の格差にもたらした影響に関し議論している。　国際通貨基金（ＩＭＦ）のキーアン・アレン研究員らは11月８日付のＩＭＦブログで、「米家計の貯蓄率はコロナ禍以前から歴史的に不平等であった。こうした中、パンデミック（感染爆発）期において可処分所得に対する純資産の割合…