〔バブル秘史〕波乱の証券業界/3 野村証券の社長辞任と大蔵省の影=恩田饒
エコノミスト 第99巻 第45号 通巻4725号 2021.12.7
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第45号 通巻4725号(2021.12.7) |
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ページ数 | 2ページ (全2498字) |
形式 | PDFファイル形式 (2758kb) |
雑誌掲載位置 | 98〜99頁目 |
「損失補てんは大蔵省の了承のもと」という発言に、業界は凍りついた。大蔵省の虎の尾を踏んだからだ。 大蔵省は、1985年に野村証券の社長になった田淵義久に対してあまりよい感情を持っていなかったようにみえた。前社長の田淵節也と区別するために、業界では、節也は大田淵(おおたぶち)、義久は小田淵(こたぶち)と呼ばれていた。 銀行と証券の垣根問題、いわゆる証券取引法の「65条問題」において、大蔵省の顔色をう…
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