〔グラフの声を聞く〕主食が高騰すると動乱が起きた=市岡繁男
エコノミスト 第99巻 第21号 通巻4701号 2021.6.1
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第21号 通巻4701号(2021.6.1) |
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ページ数 | 1ページ (全584字) |
形式 | PDFファイル形式 (300kb) |
雑誌掲載位置 | 98頁目 |
日本では長らく、米の商取引は石(こく)を単位にしてきた。成人は1日3合の米を消費するので、米1石(1000合)の値段は人々の年間主食費にほぼ等しい。そして江戸末期〜昭和初期の「米価÷大工の日当」を見ると、庶民の年間主食費はおおむね、労賃の10〜20日分で推移していた(図1)。 注目は、その範囲を超えて米価が上昇すると歴史的な事件が起きていることだ。(1)1833〜37年:天保の大飢饉(ききん)と…
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