〔書評〕海外出版事情 中国 歴史の残像「協和語」研究=辻康吾
エコノミスト 第99巻 第16号 通巻4696号 2021.4.20
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第16号 通巻4696号(2021.4.20) |
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ページ数 | 1ページ (全996字) |
形式 | PDFファイル形式 (287kb) |
雑誌掲載位置 | 58頁目 |
歴史研究の中で日中関係史の研究は、関係者も研究成果も比較的多い分野で、言語についても中国語が日本語の生い立ちにも大きくかかわり、日本文化の一部となってきたこと、あるいは近代に入って大量の和製漢語が中国に逆流したことなど、話題は多い。だが、かつて日中の言語的交雑の中から生まれ、やがて消えていった「協和語」の存在は忘れ去られようとしている。「協和語」とは日清戦争の頃から、日本人と中国人が交じり合う中…
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