〔グラフの声を聞く〕高くなりすぎた自動車価格＝市岡繁男
エコノミスト　第９９巻　第１１号　通巻４６９１号　2021.3.16

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掲載誌	エコノミスト　第９９巻　第１１号　通巻４６９１号（2021.3.16）
ページ数	1ページ　（全572字）
形式	PDFファイル形式　（301kb）
雑誌掲載位置	９０頁目

　50年前、少年たちの憧れはウインカー付きの５段変速自転車で、当時３万円もした。今なら変速機付きの軽快車が１万円程度で購入可能だ。そんな価格破壊が進んだ自転車とは対照的に、自動車の値段はそれなりに値上がりしている。　１９７０年ごろの標準的な大衆車は50万円程度で売られていたが、いまは約２００万円だ。だが車名は同じでも車両のサイズや排気量が異なるし、何よりも装備の充実が著しい。実際、こうした質の向上…