〔アートな時間〕映画 聖なる犯罪者 気むずかしいが引力の強い映画 若者の仮装と呻きが眼を奪う=芝山幹郎
エコノミスト 第99巻 第6号 通巻4686号 2021.2.9
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第6号 通巻4686号(2021.2.9) |
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ページ数 | 2ページ (全1307字) |
形式 | PDFファイル形式 (1033kb) |
雑誌掲載位置 | 88〜89頁目 |
20歳前後の若者には、とんでもない偶然が舞い降りることがある。たんなる僥倖(ぎょうこう)なのか、ある種の憑(つ)き物なのか、それとも結果的には、交通事故のような災厄となるのか。結論は軽々には出せないが、偶然が舞い降りてきた瞬間は、運命がカチリと音を立てる。「聖なる犯罪者」の主人公ダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)も、その音を聞いたのではないか。20歳の彼は、殺人を犯して収容されたポーランドの少…
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