〔書評〕歴史書の棚 「緩く」遊びつつも深い ユニークな『老子』訳解書=加藤徹
エコノミスト 第98巻 第48号 通巻4679号 2020.12.15
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第48号 通巻4679号(2020.12.15) |
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ページ数 | 1ページ (全897字) |
形式 | PDFファイル形式 (263kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
古代中国の人物・老子は、実在すら疑われるほど謎に満ちている。彼の著書『老子』は、現実社会の激動と一線を画し、内省的な思索をひょうひょうと説く哲学書だ。山田史生『哲学として読む老子 全訳』(トランスビュー、2500円)は、弘前大学教授で中国思想の専門家である著者によるユニークな訳解書だ。 例えば、『老子』第80章で、素朴なユートピア「小国寡民」(小さな国家の少ない人民)を説くくだりを、著者はこう訳…
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