〔書評〕歴史書の棚 令和時代も再検証必要 象徴天皇制の将来像=井上寿一
エコノミスト 第98巻 第45号 通巻4676号 2020.11.24
| 掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第45号 通巻4676号(2020.11.24) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全903字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (339kb) |
| 雑誌掲載位置 | 58頁目 |
昨年の令和時代の始まりは、象徴天皇制度の将来像を考える大きなきっかけだったはずである。ところが実際には今年に入ってからの「コロナ禍」の影響もあって、議論は後景に退きがちになっている。ここであらためて象徴天皇制度の将来像を考えてみたい。 重要な手がかりとなるのが茶谷誠一編著『象徴天皇制のゆくえ』(志學館大学出版会、1500円)である。最初に読むべきは君塚直隆「第五章立憲君主制と象徴天皇制」だろう。…
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