〔グラフの声を聞く〕太平洋戦争中の株価は高かった=市岡繁男
エコノミスト 第98巻 第30号 通巻4661号 2020.8.4
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第30号 通巻4661号(2020.8.4) |
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ページ数 | 1ページ (全580字) |
形式 | PDFファイル形式 (251kb) |
雑誌掲載位置 | 90頁目 |
もうすぐ戦後75年の節目を迎える。戦時中の株価について見ると、一貫して高値を維持していた。これは当局が徹底的に買い支えていたからだ。もっとも、当初からそうであったわけではない。日中戦争が勃発した1937年7月は、高橋財政(31〜34年の高橋是清蔵相による財政支出拡大策)から続く長期上昇相場の転換点となっている。株式市場はこの戦争が「亡国の道」であることを読んでいたのだ。 政府は、株価の最低価格を…
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