〔アートな時間〕映画 フェアウェル 蛍光灯がなぜか暖かい 感情の色彩も重層的だ=芝山幹郎
エコノミスト 第98巻 第15号 通巻4646号 2020.4.14
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第15号 通巻4646号(2020.4.14) |
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ページ数 | 2ページ (全1162字) |
形式 | PDFファイル形式 (1090kb) |
雑誌掲載位置 | 88〜89頁目 |
「フェアウェル」は「お別れ」を意味する。英語の題も日本語の題も同じだ。だが、中国語の題名は「彼女に言わないで」と訳すことができる。 この微妙さが「フェアウェル」にはずっとついてまわる。実に巧緻な映画だ。ニュアンスが豊かで、感情の色彩も重層的で、その辺のお涙頂戴映画とは明らかに一線を画す。というより、映画の階級が断然高い。 映画の序盤に、ニューヨークに暮らすビリー(オークワフィナ)が、中国の長春に住…
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