〔書評〕歴史書の棚 反知性主義横行の時代に投げかける実証研究=井上寿一
エコノミスト 第98巻 第9号 通巻4640号 2020.3.3
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第9号 通巻4640号(2020.3.3) |
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ページ数 | 1ページ (全919字) |
形式 | PDFファイル形式 (294kb) |
雑誌掲載位置 | 60頁目 |
戦後進歩派知識人の代表と称される丸山眞男の日本政治思想史研究は、今日ではさまざまに批判されている。丸山の名を世に知らしめた諸論考を収録する、丸山眞男『超国家主義の論理と心理 他八篇』(岩波文庫、1380円)のなかでも、とくに標題の論考は、同時代における圧倒的な影響力と対照的に、問題点が指摘されている。たとえば日独の「超国家主義」の違いを「主体的責任意識」の有無に求める論理展開は、ドイツのファシズ…
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