〔特集〕ノーベル経済学賞ＲＣＴ　基礎から学ぶＲＣＴ　純粋な“くじ引き”で比較対照グループ作成＝青柳恵太郎
エコノミスト　第９８巻　第２号　通巻４６３３号　2020.1.14

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９８巻　第２号　通巻４６３３号（2020.1.14）
ページ数	2ページ　（全2635字）
形式	PDFファイル形式　（936kb）
雑誌掲載位置	７２〜７３頁目

　介入（何らかの課題解決を意図して行われる取り組みのこと）の効果を検証する際には、比較が重要である。比較とは、介入が実行された場合とされなかった場合を比べることであり、このことはデータ分析の基本となる。英語にはリンゴとオレンジを比較する（comparing apples to oranges）という表現がある。全く前提条件が異なるもの同士の比較はできないという意味だ。当たり前のことのように思えるが…