〔特集〕日本経済総予測２０２０　焦点２０２０　自動車　迫る構造不況の足音　自動車依存を問い直す年に＝遠藤功治
エコノミスト　第９７巻　第５０号　通巻４６３１号　2019.12.24

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９７巻　第５０号　通巻４６３１号（2019.12.24）
ページ数	1ページ　（全1260字）
形式	PDFファイル形式　（281kb）
雑誌掲載位置	３６頁目

　自動車業界に構造不況の足音が近づいている。２０１９年度上半期の自動車大手６社の決算はトヨタ自動車とスバルを除く４社が減収、全利益項目で減益。通期ではスバルを除く5社が減収営業減益の見通しだ。日本の自動車大手６社の19年度通期の営業利益見通しの合計は３・７兆円ほどだが、これはピークであった４年前に比べ約30％低い（図）。　営業利益率・株主資本利益率（ＲＯＥ）など関連指標は大幅に悪化している。自動車…