〔エコノミストリポート〕失敗相次ぐ認知症の新薬開発 有力候補も症状改善みられず 揺らぐ「標的」に手探り続く=村上和巳
エコノミスト 第97巻 第34号 通巻4615号 2019.9.3
掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第34号 通巻4615号(2019.9.3) |
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ページ数 | 3ページ (全3581字) |
形式 | PDFファイル形式 (982kb) |
雑誌掲載位置 | 80〜82頁目 |
世界でもまれにみる少子高齢化が進行する日本で、患者数増加と治療選択肢の少なさゆえに問題になりつつあるのが認知症である。内閣府の2017年版「高齢社会白書」によると、12年時点の推計認知症患者数(65歳以上)は462万人。これが25年には約730万人、50年には1000万人を超え、65歳以上の約4人に1人が認知症患者になると試算されている(図)。政府は今年6月、団塊の世代すべてが75歳以上になる2…
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