〔イラン〕トランプの危険なイラン挑発　中東で米露の代理戦争リスク＝福富満久
エコノミスト　第９７巻　第２２号　通巻４６０３号　2019.6.4

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９７巻　第２２号　通巻４６０３号（2019.6.4）
ページ数	2ページ　（全2671字）
形式	PDFファイル形式　（699kb）
雑誌掲載位置	８０〜８１頁目

　イランのロウハニ大統領は５月８日、２０１５年の核合意の履行を一時停止し、高レベルのウラン濃縮を再開すると警告した。イラン側の態度の硬化は18年5月、米国のトランプ大統領が15年に米国および５カ国（英仏独中露）とイランが結んだ核合意から離脱し、米独自の制裁を課すと発表したことに端を発する。　　緊張高まるイラン情勢に対し、米国防総省は５月10日、地対空迎撃ミサイル・パトリオットを装備する艦隊と、海岸…