〔ザ・マーケット〕長期金利　当面は横ばい＝山下えつ子
エコノミスト　第９６巻　第４６号　通巻４５７７号　2018.11.27

　米国の中間選挙が終わり、10月に発生したグローバルな株式相場の下落もイベント通過で一服した。株式相場の反転に伴い、長期金利も上昇に転じている。　日本の長期金利は米国の長期金利と連動性が高い。10月に株式相場の下落する局面では米国の10年債利回りは３・０％台まで低下し、日本の10年債利回りも０・10％台へ低下した。だが、足元では米国の10年債利回りが３・２％台まで上昇して10月上旬の水準まで戻した…