〔アートな時間〕舞台　通し狂言　名高大岡越前裁　紀州の小坊主は将軍家落胤なのか　名奉行が「天一坊事件」を裁く＝小玉祥子
エコノミスト　第９６巻　第４３号　通巻４５７４号　2018.11.6

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９６巻　第４３号　通巻４５７４号（2018.11.6）
ページ数	2ページ　（全1300字）
形式	PDFファイル形式　（793kb）
雑誌掲載位置	９６〜９７頁目

　８代将軍徳川吉宗の治世下に起きた「天一坊事件」と呼ばれるご落胤(らくいん)騒動を題材にした歌舞伎「名高大岡越前裁(なもたかしおおおかさばき)」が、11月に東京・国立劇場で上演される。中村梅玉が演じる江戸南町奉行、大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)（１６７７〜１７５２年。没年は諸説あり）が主人公だ。　天一坊は実在の人物で、将軍家落胤をかたり、金品を騙(だま)し取ったため、捕らえられ、…