〔特集〕市場はどう動く 新興国 通貨安発の「悪循環リスク」 明暗分ける経常収支・外準・信認=平山広太
エコノミスト 第96巻 第26号 通巻4557号 2018.7.3
| 掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第26号 通巻4557号(2018.7.3) |
|---|---|
| ページ数 | 3ページ (全3084字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (762kb) |
| 雑誌掲載位置 | 37〜39頁目 |
米国10年物国債利回りは4月24日、2014年1月以来の3%台に乗せた。 一般に、米国債利回りが上昇すると新興国の高金利の魅力が削がれるため、新興国市場からの資金流出が発生しやすい。それに加えて今回は、3%の節目を抜けたことを引き金として投資家が国際的な資産配分の見直しに動き、新興国市場に投じていた資金の引き揚げを加速させている様子がうかがえる。 これまでのところ、こうした流れが08年のリーマン…
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