〔出口の迷路〕金融政策を問う/27 出口どころか更なる異次元緩和も=白川浩道
エコノミスト 第96巻 第16号 通巻4547号 2018.4.17
| 掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第16号 通巻4547号(2018.4.17) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全3221字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (490kb) |
| 雑誌掲載位置 | 66〜67頁目 |
日銀の出口とは、過度な金融緩和からの「脱却」を意味するのであろう。それは、頻繁な金融政策の枠組み変更の歴史に終止符を打ち、金利の操作目標を一定のプラス(0・25%超)のコールレート(銀行間短期金利)に戻し、併せて膨張したマネタリーベース残高(国債保有残高)、及び、株式の上場投資信託(ETF)などの信用リスク資産保有額の縮小を開始すること、であろう。 こうした金利と量の両面での正常化が視野に入って…
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