〔書評〕『アカウンタビリティから経営倫理へ　経済を超えるために』　評者・加護野忠男
エコノミスト　第９６巻　第１１号　通巻４５４２号　2018.3.20

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９６巻　第１１号　通巻４５４２号（2018.3.20）
ページ数	2ページ　（全1231字）
形式	PDFファイル形式　（657kb）
雑誌掲載位置	５８〜５９頁目

　◇著者　國部克彦（神戸大学大学院経営学研究科教授）　有斐閣　2700円　◇企業に公共的な判断促す新しい環境会計の試み　これからの企業経営や企業統治のバイブルとなる貴重な書物が出版された。著者は世界の環境会計をリードしてきた研究者の一人である。　環境会計とは、企業活動が環境に及ぼす影響を計測し、記録するための具体的な方法である。環境への影響をきっちりと数字で捉えることによって、悪影響を最小化する方…