〔書評〕読書日記 安倍押し付け加憲に対抗 兆民果たせぬ「回復の民権」の戦い=小林よしのり
エコノミスト 第96巻 第10号 通巻4541号 2018.3.13
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第10号 通巻4541号(2018.3.13) |
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ページ数 | 1ページ (全1454字) |
形式 | PDFファイル形式 (210kb) |
雑誌掲載位置 | 59頁目 |
×月×日 ルソーの『社会契約論』を翻訳したことによって、自由民権の思想家、中江兆民は左翼の源流と勘違いされている。これに対して昭和の敗戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の勘違いによって右翼の源流とされているのが、薩長藩閥政府を震撼(しんかん)させ、「アジアの巨人」と呼ばれた政治結社「玄洋社」の中心人物・頭山満(とうやまみつる)である。 兆民と頭山は生涯、親友だった。なぜなのかという疑問が発生するが、…
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