〔アートな時間〕映画 シェイプ・オブ・ウォーター 気絶しそうな純愛に瞠目 情感も技法も緻密な映画=芝山幹郎
エコノミスト 第96巻 第9号 通巻4540号 2018.3.6
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第9号 通巻4540号(2018.3.6) |
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ページ数 | 2ページ (全1204字) |
形式 | PDFファイル形式 (1053kb) |
雑誌掲載位置 | 104〜105頁目 |
登場人物に倣って、映画の水中に頭から飛び込みたくなった。そんな衝動を与えてくれる映画を見るのは久しぶりのことだ。 気絶しそうなこの場面は、映画のなかほどに出てくる。幼いころに声帯を切られて口の利けないヒロインのイライザ(サリー・ホーキンス)が、バスタブのみならず浴室全体に水を張り(扉の隙間はバスタオルでふさぐ)、水陸両棲の「彼」(ダグ・ジョーンズ)と交わるシーンだ。 背景となるのは、米ソ冷戦時代…
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