〔商社の深層〕／９８　他商社との相乗り、再編進む　曲がり角のコイルセンター事業＝井戸清一
エコノミスト　第９６巻　第３号　通巻４５３４号　2018.1.23

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９６巻　第３号　通巻４５３４号（2018.1.23）
ページ数	1ページ　（全1550字）
形式	PDFファイル形式　（306kb）
雑誌掲載位置	９９頁目

　商社の鉄鋼部門で、事業投資の有力な選択肢だったのが「コイルセンター」。鉄鋼メーカーから仕入れたコイル状の薄鋼板を保管し、顧客の要求仕様に合わせて鋼板を加工してジャスト・イン・タイムで納入する。メーカーとユーザーをつなぐ商社らしいサプライチェーン機能として、各社はこぞって設置を進めてきた。そのコイルセンター戦略が曲がり角を迎えている。自前主義から脱却し、他商社と組むことで互いに負担を軽減しながら流…