〔書評〕歴史書の棚 研究の空白を埋めるエコノミストの戦国史=今谷明
エコノミスト 第95巻 第14号 通巻4495号 2017.4.4
| 掲載誌 | エコノミスト 第95巻 第14号 通巻4495号(2017.4.4) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全939字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (262kb) |
| 雑誌掲載位置 | 66頁目 |
織田信長は戦国時代の「幕引き役」として随分と残酷な行為に及び、歴史上毀誉(きよ)相半ばすると言ってよいが、現代までの長い目で見たとき、明らかに功績と認められる点も多々ある。その一つが一向一揆の殲滅(せんめつ)であり、世界の封建制国家の中で、日本を最も早く「政教分離」へと導いたことであろう。 上念司著『経済で読み解く織田信長─「貨幣量」の変化から宗教と戦争の関係を考察する』(KKベストセラーズ、1…
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