〔アートな時間〕映画 エリザのために 不正をしても望む娘の将来 ルーマニアの閉塞感のぞき込む=勝田友巳
エコノミスト 第95巻 第5号 通巻4486号 2017.2.7
掲載誌 | エコノミスト 第95巻 第5号 通巻4486号(2017.2.7) |
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ページ数 | 2ページ (全1171字) |
形式 | PDFファイル形式 (912kb) |
雑誌掲載位置 | 104〜105頁目 |
地理的、経済的な観点からはルーマニアは小国かもしれないが、映画界では伸長著しい注目株である。2007年のカンヌ国際映画祭で、無名の新人クリスティアン・ムンジウ監督の「4ヶ月、3週と2日」が最高賞のパルムドールを受賞して以来、ルーマニア映画が続々と国際映画祭に出品されるようになった。12年、ムンジウ監督の「汚れなき祈り」がカンヌ脚本賞、13年、カリン・ペーター・ネッツアー監督の「私の、息子」がベル…
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