〔福島後の未来をつくる〕/42 独仏の「選択」から学ぶ 反対派も推進派も抱える課題=篠田航一/宮川裕章
エコノミスト 第94巻 第52号 通巻4481号 2016.12.27
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第52号 通巻4481号(2016.12.27) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全3261字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (542kb) |
| 雑誌掲載位置 | 44〜45頁目 |
ドイツ人は、論理や理屈を重視する人たちだ。筆者(篠田)は東日本大震災直後の2011年4月から4年間、ベルリン特派員としてドイツで仕事をした。この年、ドイツは国内17基の原発のうち老朽化していた8基を緊急停止し、22年までの全原発停止を盛り込んだ改正原子力法を成立させる。その論理は明快だ。彼らの議論は、濃淡はあるものの、結局は「原発にはリスクがある」の1点に集約される。「事故やテロが起きたら、その…
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