〔書評〕読書日記 昆虫から見るとがらりと変わる生命進化=米本昌平
エコノミスト 第94巻 第39号 通巻4468号 2016.9.27
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第39号 通巻4468号(2016.9.27) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1813字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (206kb) |
| 雑誌掲載位置 | 55頁目 |
ジャン=マルク・ドルーアン『昆虫の哲学』(3600円、みすず書房)という本が、新聞書評に取り上げられていたので読んでみたが、率直に言って古臭い感じがする。 この本は、これまで人間が、それも西欧人が昆虫についてどう考えていたかを考察したもので、それ自体、新しい試みである。ところが、近年の昆虫学の研究成果の方が圧倒的に面白いのだ。フランスには、知的エリートは頭脳を働かせて哲学を生み出すものという社会…
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