〔ＦＬＡＳＨ！〕北朝鮮　幹部粛清と核実験　「並進路線」をまい進＝三村光弘
エコノミスト　第９４巻　第３９号　通巻４４６８号　2016.9.27

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９４巻　第３９号　通巻４４６８号（2016.9.27）
ページ数	4ページ　（全1438字）
形式	PDFファイル形式　（601kb）
雑誌掲載位置	１１〜１４頁目

　９月９日に５回目の核実験を行った北朝鮮について最近、朝鮮人民軍幹部の粛清報道が目立つ。特に韓国メディアの報道を通じて作戦の指揮命令系統にある軍令部門の粛清が多く伝えられている印象だ。こうした北朝鮮の軍内部で生じている変化は、金正恩政権への移行後の軍事政策の転換によるものだ。　粛清報道の多くは韓国の国際社会に対する心理戦の可能性も否定はできない。しかし「火のないところに煙は立たない」とも言え、北朝…