〔書評〕歴史書の棚 文豪デュマが描いたボルジア家の“異常”=本村凌二
エコノミスト 第94巻 第36号 通巻4465号 2016.9.6
掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第36号 通巻4465号(2016.9.6) |
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ページ数 | 1ページ (全920字) |
形式 | PDFファイル形式 (247kb) |
雑誌掲載位置 | 58頁目 |
「正常な人がいるなら見せてほしい。私が治してあげよう」と精神病理学者ユングは語っている。人間は誰もがどこかに異常な面を抱えている。だが、1500年前後にイタリアに君臨したボルジア家の人々はけた外れに異常だった。 19世紀のフランス最大の大衆作家アレクサンドル・デュマには「有名な犯罪」という一連の歴史物語がある。『ボルジア家』(田房直子訳、作品社、2400円)はそのなかの一編で、毀誉(きよ)褒貶(ほ…
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