〔ＦＬＡＳＨ！〕３月期決算　今期経常益は前期並み　景気後退と円高を懸念＝鈴木政博
エコノミスト　第９４巻　第２３号　通巻４４５２号　2016.5.31

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９４巻　第２３号　通巻４４５２号（2016.5.31）
ページ数	4ページ　（全1285字）
形式	PDFファイル形式　（1019kb）
雑誌掲載位置	１１〜１４頁目

　２０１６年３月期の決算発表がほぼ出そろった。東証１部（除く上場子会社）の経常利益は、金融業を除くと前年比１・８％の増益。２桁の経常増益が見込まれていた昨年末時点と比べて、大幅な下方着地となった。世界景気の後退懸念や円高の進行で、輸出関連の自動車や電気機器、素材、機械、総合商社などが影響を受けたためだ。　17年３月期通期の経常利益予想は、同０・４％とほぼ前年並み。円高の長期化と国内景気の伸び悩みで…