〔サイエンス最前線〕/87 臍帯血 iPS細胞による再生医療への応用も=加納圭
エコノミスト 第94巻 第16号 通巻4445号 2016.4.12
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第16号 通巻4445号(2016.4.12) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2826字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (334kb) |
| 雑誌掲載位置 | 72〜73頁目 |
近年、臍帯(さいたい)血(へその緒からとれる赤ちゃんの血液、母親の血液ではない)の利用の幅が広がりつつある。臍帯血には、造血幹細胞(赤血球や白血球、血小板などをつくりだす大本の細胞)、免疫に関連する各種細胞が多く含まれ、間葉系幹細胞(骨、脂肪、骨格筋、靱帯(じんたい)、心筋などをつくりだす大本の細胞)が少量含まれていると考えられている。 ◇増殖能力が高い臍帯血 その大きな特徴としては、成長が盛ん…
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