〔特集〕商社の憂鬱　三菱に迫る赤字決算の悪夢　伊藤忠襲うＣＩＴＩＣリスク＝中川美帆
エコノミスト　第９４巻　第１１号　通巻４４４０号　2016.3.15

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９４巻　第１１号　通巻４４４０号（2016.3.15）
ページ数	5ページ　（全3986字）
形式	PDFファイル形式　（1252kb）
雑誌掲載位置	２０〜２４頁目

「エネルギーに限らず、すべての資産を精査している」　三菱商事の内野州馬最高財務責任者（ＣＦＯ）は２月２日、２０１６年10〜12月決算発表の席で、今後の減損を示唆した。　これまで活発に実施してきた原油や金属・非鉄金属などの資源投資だが、市況の急落を受けて想定した利益を生まないと判断した時点で、損失処理を迫られる。これが保有資産の減損処理である。三菱はすべての資産に対して、足元の資源価格などをもとに、…